スズメダイの藻園を求めて
奄美諸島の島々に行ってきました。

(貝を求めた亀田君のサイトはこちら)

saneku
加計呂間島実久。古い集落の前に鮮やかな浜が広がる。



最初の調査地は与論。
sirayuriso
しかしフェリーを降りると大雨・強風。
宿でツマジロナガウニが丸々入ったウニ汁を頂きながら海人のおじさんに海の様子を教えてもらいました。おばさんに「ヤマ」というやーな(家名)を頂戴しました!
sinaha
ルリホシスズメダイの一風変わった藻園を発見。品覇にて。
akasaki
最もサンゴが残ると教えてもらった赤崎にてクロソラスズメダイを発見!京都を出て2日半、やっと出会えました。

minata
オニヒトデ。今回の調査は、1998年のサンゴの大規模白化、それを生き残ったサンゴを脅かすオニヒトデの大発生というサンゴ礁の現状を肌で感じる旅ともなりました。下のサンゴ群体と中央上部の群体は食べられて白い骨格がむき出しに。与論島皆田


奄美大島に渡る。
youan
奄美大島周辺で奇跡的に残されている健全なサンゴ礁、用安。これだー!と感動しました。
youankurosora
そこにはたくさんのクロソラスズメダイ(黄色矢印)がいました。サンゴが生きていて構造物を作り続けることが、藻園を作るクロソラスズメダイの生存を保障しているのだなーと実感できました。
youankatolab
用安で加藤研のみなさんと泳ぐ。時に騒いで、多くの時間はおのおの興味あることを追求するという雰囲気でした。調査に一人で行くことの多い僕には新鮮で本当に楽しかったです。
youanhata
クロソラスズメダイに撃退される僕。加藤先生撮影。この攻撃性で魚もウニも、完全に藻園から追い払います。


加計呂間島へ!
tokuhama
美しい徳浜。加計呂間島では、小さな集落とそのすぐ前にある綺麗な浜の組み合わせが印象的でした。
sanekushuraku
サンゴの垣で囲まれた古い集落、実久。
垣に立てかけられた棒は、夜道を歩く時この垣に住むハブに噛まれないように足元を叩きながら歩くため。ほんの数メートルおきにずらっと設置されていてしびれました。
sanekutable
実久の海・・・中央とその後方に多数見えるのは死んでひっくり返ったテーブル状サンゴ。全てのサンゴは死に絶えていました。浜の景観(冒頭の写真)や集落の美しさ、骨格となって残っているサンゴ礁の構造の素晴らしさとのギャップに、背中が寒くなりました。・・・二年前までは本当にきれいだったらしい・・・
shokazu
オニヒトデ。大島海峡に面した諸数。
かつての素晴らしいミドリイシ群落が、ひどい濁りとオニヒトデの猛威で今まさに消えて行こうとしている場所。大量のオニヒトデが深場からサンゴを食べつくしながら上ってきてました。実久を食い尽くしたオニヒトデが島をぐるりと周ろうとしているようです。


この旅は、途中加藤研の皆さんと合流して、干潟や山へ、そして貝や植物に触れることができました。加計呂間で峠を越えるたび次々と姿を現す浜、それを見るたび大騒ぎして記念撮影したのが本当に楽しかったです。それとやはりサンゴ礁の現状が胸に突き刺さりました。「ほんの数年前まではとてもキレイだった」という話を多くの浜で聞きました。なんとか、少しでも何とかできないだろうか。。。これから問い続けて行こうと思います。


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