洋においては一般的な藻食者は広食性 ですが、サンゴ礁に生息するなわばり性 スズメダイ類は、高度に発達したなわばり防衛によって、限られた種の藻類の特異的利用を発達させています。これらのスズメダイ類の中で、クロソラスズメダ イは、雌雄を問わず個々のなわばりを持ち、その中に糸状紅藻ハタケイトグサ純群落の藻園を一年を通して維持していました。他のスズメダイ類が多種の藻類で 形成される藻園を持つのに比べ、クロソラスズメダイの寄主特異性がとりわけ高いことがわかりました。

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